作成およびインストールされるファイル構造
セットアッププログラムまたは各コンポーネントによって、以下のファイル構造が作成されます。
インストールディレクトリ
インストールディレクトリの場所はオペレーティングシステムによって異なります。
Windows
インストール時に別のディレクトリを指定しなかった場合、MERLIC はインストールタイプに応じて以下のディレクトリにデフォルトでインストールされます。
- 現在のユーザー: %LOCALAPPDATA%\Programs\MVTec\MERLIC-26.03
- すべてのユーザー: %PROGRAMFILES%\MVTec\MERLIC-26.03
Linux
Linux システムでは、デフォルトのインストールディレクトリはありません。MERLIC RTE と MERLIC Frontend は任意のディレクトリにインストールできます。ただし、展開後のファイルは、個々のバージョンに応じた名前の特定のサブディレクトリ (たとえば 「merlic-26.03.0」) に配置されます。
メインディレクトリ
ここでは、特に重要なディレクトリとファイルについて簡単に説明します。インストール方法によっては、一部のディレクトリが存在しない場合があります。
bin:
このディレクトリでは、実行プラットフォームにちなむ名前が付けられたサブディレクトリに実行可能ファイルが収められています。また、このディレクトリには、MERLIC アプリケーションに必要なその他ファイルも収められています。
calib:
このディレクトリには、カメラのキャリブレーションに使用されるキャリブレーションプレート用の記述ファイルがあります。また、テスト目的で印刷可能なキャリブレーションプレートを収録した PDF ドキュメントもあります。詳細については、トピック「カメラキャリブレーション」を参照してください。
cmake:
このディレクトリには、通信プラグイン開発 SDK 用の CMake 構成ファイルが収められています。
codemeter:
このディレクトリには、ライセンスに必要なファイルが含まれています。
dl:
このディレクトリには、ディープラーニング機能を使用するいくつかの MERLIC ツール用にプレトレーニングされたディープラーニングモデルが含まれています。
drivers:
このディレクトリには、GigE Vision Streaming Filter などのドライバが収められています。
examples:
このディレクトリには、さまざまなサブディレクトリにさまざまなサンプルが収められています。
- communication_plugins: さまざまな用途に活用できる通信プラグインのサンプル
- containers:
- frontend: MERLIC Frontend 用のコンテナを構築するための出発点として使用できる Dockerfile とスクリプトのサンプル
- rte: MERLIC RTE 用のコンテナを構築するための出発点として使用できる Dockerfile とスクリプトのサンプル
- observability: 記録された MERLIC Frontend のトレースを転送および監視するためのサンプル
- images: 付属のサンプルで使用されるサンプル画像
- models: 分類を扱う MVApps のサンプル用の分類ファイル
- mvapps: MERLIC Vision App のサンプル
- recipes: プロセス統合を使用する MERLIC 用のレシピファイルおよび MERLIC Vision Apps のサンプル
- rest_plugin_clients: さまざまなプログラミング言語での REST API クライアントのサンプル。サンプルのそれぞれのソースコードは自分独自のアプリケーションのテンプレートとして使用し、必要に応じて調整することができます。
- tool_development:
- convert_tools: 以前の MERLIC バージョンのカスタムツールを MERLIC 5.2 以上での使用のために変換
- procedures: インターフェース手順の使用を有効化するために必要な HALCON 手順
- tool_templates: 独自のカスタムツールを開発するためのツールテンプレートとして使用できるカスタムツールのサンプル
genicam:
このディレクトリには、GenICam 標準のファイルが収められています。これらのファイルは、MERLIC が提供するカメラインターフェースに必要です。
help:
このディレクトリには、すべての使用可能な言語の MERLIC のキュメンテーションが収められています。
include:
このディレクトリには、通信プラグインの開発に必要なヘッダーファイルが収められています。
lib:
このディレクトリには、通信プラグインの開発に必要なライブラリが収められています。
ocr:
このディレクトリには、プレトレーニングしたフォントが収められています。
som.d:
このディレクトリは、MERLIC が MVTec Software Manager (SOM) を介してインストールされている場合にインストールされます。これには、インストール、アンインストール、および将来の更新のために SOM が必要とするファイルが含まれています。
tools:
このディレクトリには、MERLIC で提供されるツールがあります。また、ツール名およびパラメーター名の翻訳用の言語ファイルもあります。
:
このディレクトリには、MERLIC の Designer ウィジェットが含まれます。
構成およびログ用に作成されるファイル構造
このセクションでは、Linux と Microsoft Windows の両オペレーティングシステム用の MERLIC の構成とログに関連するファイルパスの基本情報を示します。以下のファイルは、MERLIC アプリケーションの実行中に作成され、アンインストール後もシステム上に残ります。したがって、最初のインストールパッケージの構成要素ではありません。
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作成されるデータ |
フォルダの説明 |
Linux でのパスのショートカット |
Windows でのパスのショートカット |
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Communicator/conf |
このディレクトリはプラグイン構成のデフォルトの場所です。 |
~/.config/MVTec/ |
%AppData%\MVTec |
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Communicator/OPC_UA |
このディレクトリは、OPC UA アプリケーション用の「Certificate Store」です。信頼された証明書、自己署名証明書、拒否された証明書のためのディレクトリがそれぞれ格納されます。詳細については、「OPC UA プラグイン」を参照してください。 |
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Configurations |
このディレクトリには、Image Source Manager 用に作成された構成ファイルが格納されます。詳細については、「MERLIC Image Source Manager (ISM)」を参照してください。 |
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MERLIC5.ini |
MERLIC の INI ファイルは、デフォルトでは「MERLIC5.ini」という名前で生成されます。この構成ファイルを使うと、MERLIC の各種コンポーネントのさまざまな設定を手動で構成できます。詳細については、「MERLIC INI ファイル」を参照してください。 |
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ログファイル |
MERLIC には、ログメッセージを自動的に書き込む記録メカニズムがあります。詳細については、「記録」を参照してください。 |
~/.local/share/MVTec/MERLIC |
%LOCALAPPDATA%\MVTec\MERLIC |
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Directory Agent |
Directory Agent は、MERLIC ソフトウェアの編成とアクセスを統括するコンポーネントです。 |
/tmp/MERLIC |
%ALLUSERSPROFILE%\MVTec\MERLIC |