Frontend の書き込みアクセス

MERLIC Frontend を実行するときには、2 つの異なる変更モードの区別があります。1 つは書き込みアクセスが有効な MERLIC Frontend、もう 1 つは書き込みアクセスなしの MERLIC Frontend です。

書き込みアクセスの取得とリリース

MERLIC Frontend で書き込みアクセスを取得すると、MERLIC Frontend に制御が与えられます。このモードでは、MVApp の実行やパラメーターの変更など、ユーザーによる操作が可能です。ただし、MVApp の Frontend デザインが、対象のウィジェットを使用して適切に設定されている必要があります。

書き込みアクセスをリリースすると、MERLIC RTE に使用する通信デバイスに制御が戻ります。したがって、実行や変更をトリガーできるのは、たとえばプログラマブルロジックコントローラ (PLC) などの通信デバイスのみとなります。

コンセプトとデフォルトモード

書き込みアクセスのデフォルトモードは MERLIC Frontend の接続先のサーバーに基づいて決まります。MERLIC Frontend の接続先は MERLIC Creator のインスタンスか MERLIC RTE のインスタンスのどちらかです。

MERLIC Frontend が MERLIC Creator に接続されている場合、MERLIC Frontend での書き込みアクセスは自動的に付与されます。MVApp やその Frontend デザインの実装中に、MERLIC Frontend を MERLIC Creator または Frontend Designer から起動した場合、通常はこちらになります。

本番使用で一般的に行われるように、MERLIC Frontend が MERLIC RTE インスタンスに接続されている場合、MERLIC Frontend での書き込みアクセスは自動的に無効化されます。この場合、MERLIC RTE に使用する通信デバイスに制御が与えられます。

MERLIC RTE の実行中に MERLIC Frontend でユーザーによる操作と変更を可能にすることが必要なユースケースに対応するために、ユーザーが書き込みアクセスを取得できるように MVApps を設定できます。適切に設定された MVApp が MERLIC RTE モードで読み込まれると、ユーザーは MERLIC Frontend で書き込みアクセスを取得して、目的の変更を適用およびテストすることが認められます。

以下のセクションで、MERLIC Frontend での書き込みアクセスの取得を有効化する方法について説明します。MERLIC RTE の実行中に書き込みアクセスを使用する方法の詳細については、「Frontend での書き込みアクセスの取得とリリース」を参照してください。

MERLIC RTE モードでは、MERLIC Frontend の書き込みアクセスは一時的な使用のみを目的としています。たとえば、一部のパラメーターの調整や、数回の実行に伴う変更の検証などです。その後、書き込みアクセスをリリースして、プログラマブルロジックコントローラ (PLC) など、使用していた通信デバイスに制御を戻す必要があります。 MERLIC Frontend の書き込みアクセスモードは継続的に使用するためのものではありません。

書き込みアクセスを有効化するための MVApp のセットアップ

MERLIC RTE の実行中に MERLIC Frontend のユーザーが書き込みアクセスを取得できるようにするには、MVApp の Frontend デザインに 書き込みアクセス ウィジェットを追加する必要があります。

  1. MERLIC Creator で MVApp を開きます。
  2. Frontend Designer を開きます。
  3. Frontend デザインに「書き込みアクセス」ウィジェットを追加します。

  4. オプションで、ウィジェットのレイアウトおよびプロパティをカスタマイズします。詳細については、「書き込みアクセス」を参照してください。
  5. 変更を保存します。

こうしておくと、レシピファイルを通じて MVApp を MERLIC RTE モードで読み込むときに、ユーザーは MERLIC Frontend でこのウィジェットを使用して書き込みアクセスを取得できます。詳細については、「Frontend での書き込みアクセスの取得とリリース」を参照してください。

選択されたユーザーに対してのみ書き込みアクセスを有効化

選択されたユーザーのグループにのみ書き込みアクセスの有効化を許可する場合、MERLIC ユーザー管理を使用し、複数のビューを持つ Frontend を設計できます。これにより、選択されたユーザーのみがアクセス可能な特定のビューに「書き込みアクセス」ウィジェットを追加できます。詳細については、「ユーザー管理のセットアップ」および「ビューの操作」を参照してください。