サポートされる画像取得インターフェース
現在、以下の業界標準の画像取得インターフェースがサポートされています:
- GenICam GenTL
- GigEVision2
- USB3 Vision
MERLIC では、HALCON MVTec HALCON は、統合された開発環境 (HDevelop) を備えたマシンビジョン用の包括的な標準ソフトウェアです。MERLIC は、様々な HALCON 手順およびその他のプログラム機能を利用します。 の個々の画像取得インターフェースを使用します。そのため、登録済みのお客様は、MVTec Interfaces ダウンロードを介して、MVTec サーバーから最新バージョンのインターフェースをダウンロードすることができます。
以下の項では、すべての準拠カメラにアクセスするためのインターフェースについて概説します。技術情報を含む詳細な説明については、MVTec ウェブサイトの HALCON インターフェースマニュアルを参照してください。
GenICam GenTL
- 使用されている GenTL Producer によってサポートされている Windows 10 (64 ビット) 以降を搭載した Intel 互換 PC。
- 正常にインストールされた GenICam GenTL Producer。対応する .cti ファイルは、環境変数 GENICAM_GENTL64_PATH で指定されたディレクトリのいずれかに配置してください。
- 使用するトランスポート層に応じて、デバイスへのアクセスを確保してください。デバイスへの完全かつ有効なアクセスを保証するため、それぞれの GenTL Producer によって指定されるすべての要件および推奨事項に従います。特に、(ギガビット)イーサネットについては、以下の点について確認する必要があります:
- ジャンボフレーム対応の PCIe ネットワークアダプタを使用することを推奨します。ネットワークアダプタは適宜設定してください。たとえば、MTU 値を 9000 に設定します。さらに、他のネットワークトラフィックとの干渉を防ぐため、カメラはネットワークアダプタに直接接続してください。スイッチなどのネットワーク機器は、ジャンボフレーム対応である必要はないことにご留意ください。
- ファイアウォールを使用する場合は、使用するトランスポート層に応じて、発見、制御およびストリーミングのためにカメラと通信できるようにファイアウォール設定を行ってください。Windows で最も簡単な方法は、MERLIC などのアプリケーションやコンパイルしたアプリケーションにファイアウォール設定を任せることです。
- GenICam バージョン 3.4.2 対応するファイルは、MERLIC インストレーションの一部であり、MERLIC インストレーションディレクトリのディレクトリgenicamにあります。必要なすべての環境変数は GenICamTL インターフェースによって設定されるため、環境変数の設定や変更は必要ありません。
- デフォルト画像取得モードでは、カメラからのすべてのバッファを処理するために、コンピュータが十分高速であることが前提になります。コンピュータが十分高速でない場合は、特にメッセージなどが表示されることなく、バッファが破棄されます(GenTL Producer によって)。
- ストリームチャンネル 0 のみをサポートします。したがって、現在は、同一デバイスの複数データストリームからの同時画像取得はできません。
- 読み取り専用アクセスモードのデバイスからの画像取得はサポートしていません。
- 複数 ROI 機能を搭載したデバイスのサポートには制限があります。
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非推奨の「カメラから画像を取得」ツールで画像取得をする場合、以下の制限も適用されます: 一部のカメラデバイスは、カメラ構成を調整するための保存機能と読み込み機能をサポートしていません。その場合は、ユーザーが調整したカメラパラメーター設定は MERLIC Vision App には保存できません! そのようなデバイスを使用する場合、ツールを再び読み込むとデフォルトカメラ設定が復元されます。ただし、選択したカメラデバイスが保存機能と読み込み機能をサポートしていても、どのカメラパラメーターが実際に保存されるかどうかは、カメラデバイスによって異なります。
非推奨の「カメラから画像を取得」ツールで GigE Vision カメラを接続すると、そのパラメーター [Stream]GevStreamAbortCheckPeriod は、値が自動的に 500 µs に設定され、画像取得時間が短縮されます。この値は、カメラを読み込む (MVApp を読み込む) たびに自動的に設定されます。別の値を使用する場合は、MVApp.の読み込み後、手動で調整します。
インターフェースは、複数の環境変数を通じて制御できます:
- GENICAM_GENTL64_PATH は、各 GenTL Producer がインストールされたディレクトリのリストを保存する標準的な GenTL 変数です。これらの変数は、通常、GenTL Producer のインストーラによって自動的に調整されます。
GigEVision2
- Windows 10 (64 ビット) 以降を搭載した Intel 互換 PC。
- ギガビットイーサネットネットワークアダプタ。ジャンボフレーム対応の PCIe ネットワークアダプタを使用することを推奨します。ネットワークアダプタは適宜設定してください。たとえば、中断の量を減らすには、MTU 値を 9000 に設定します。さらに、他のネットワークトラフィックとの干渉を防ぐため、カメラはネットワークアダプタに直接接続してください。スイッチなどのネットワーク機器は、ジャンボフレーム対応である必要はないことにご留意ください。
- ファイアウォールを使用する場合は、アプリケーションまたは MERLIC がカメラに接続し、入力画像を受信できるようファイアウォール設定を行ってください。設定が適切でない場合は、取り込みに失敗することがあります。
- Windows x64 で実行する MVTec GigE Vision Streaming Filter: GigEVision2 インターフェースは自動的にフィルタードライバを使用して、画像のストリーミング時のパフォーマンスを強化します。対応するチェックボックスを有効にしておけば、MERLIC のインストール時に、このフィルタードライバは自動的にインストールされます。
ドライババージョン v2.2.8.4 以降を使用してください。これより古いバージョンのドライバは動作しません! - GenICam バージョン 3.4.2 対応するファイルは、インターフェースパッケージの一部であり、MERLIC インストレーションディレクトリのディレクトリgenicamにあります。必要なすべての環境変数はインターフェースによって設定されるため、環境変数の設定や変更は必要ありません。
- デフォルトバッファ処理モードでは、カメラからのすべてのバッファを処理するために、コンピュータが十分高速であることが前提になります。コンピュータが十分高速でない場合は、特にメッセージなどが表示されることなく、バッファが破棄されます。
- ストリームチャンネル 0 のみをサポートします。したがって、現在は、同一デバイスの複数データストリームからの同時画像取得はできません。
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非推奨の「カメラから画像を取得」ツールで画像取得をする場合、以下の制限も適用されます: 一部のカメラデバイスは、カメラ構成を調整するための保存機能と読み込み機能をサポートしていません。その場合は、ユーザーが調整したカメラパラメーター設定は MERLIC Vision App には保存できません! そのようなデバイスを使用する場合、ツールを再び読み込むとデフォルトカメラ設定が復元されます。ただし、選択したカメラデバイスが保存機能と読み込み機能をサポートしていても、どのカメラパラメーターが実際に保存されるかどうかは、カメラデバイスによって異なります。
非推奨の「カメラから画像を取得」ツールで GigE Vision カメラを接続すると、そのパラメーター [Stream]GevStreamAbortCheckPeriod は、値が自動的に 500 µs に設定され、画像取得時間が短縮されます。この値は、カメラを読み込む (MVApp を読み込む) たびに自動的に設定されます。別の値を使用する場合は、MVApp.の読み込み後、手動で調整します。
USB3 Vision
- Windows 10 (64 ビット) 以降を搭載した Intel 互換 PC。
- コンピュータには USB 3.0 インターフェースが搭載されている必要があります。USB 3.0 ホストコントローラ用の最新のドライバを使用してください。通常、Windows システムでは内蔵メカニズムを使用した検索では不十分なため、ホストコントローラメーカーのウェブサイトで最新バージョンを確認する必要があります。
- それぞれのドライバを通じてデバイスへのアクセスが確立されていることを確認します。この確認を行うには、デバイスを初めて接続した際に開くメッセージウィンドウで、ドライバのインストールを確認します。
- GenICam バージョン 3.4.2 対応するファイルは、MERLIC インストレーションの一部であり、MERLIC インストレーションディレクトリのディレクトリgenicamにあります。必要なすべての環境変数は HALCONGenICamTL インターフェースによって設定されるため、環境変数を設定または変更する必要はありません。
- デフォルト画像取得モードでは、カメラからのすべてのバッファを処理するために、コンピュータが十分高速であることが前提になります。コンピュータが十分高速でない場合は、特にメッセージなどが表示されることなく、バッファが破棄されます。
- 複数 USB 構成を搭載したデバイスは完全にはサポートされていません。
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非推奨の「カメラから画像を取得」ツールで画像取得をする場合、以下の制限も適用されます: 一部のカメラデバイスは、カメラ構成を調整するための保存機能と読み込み機能をサポートしていません。その場合は、ユーザーが調整したカメラパラメーター設定は MERLIC Vision App には保存できません! そのようなデバイスを使用する場合、ツールを再び読み込むとデフォルトカメラ設定が復元されます。ただし、選択したカメラデバイスが保存機能と読み込み機能をサポートしていても、どのカメラパラメーターが実際に保存されるかどうかは、カメラデバイスによって異なります。
非推奨の「カメラから画像を取得」ツールで GigE Vision カメラを接続すると、そのパラメーター [Stream]GevStreamAbortCheckPeriod は、値が自動的に 500 µs に設定され、画像取得時間が短縮されます。この値は、カメラを読み込む (MVApp を読み込む) たびに自動的に設定されます。別の値を使用する場合は、MVApp.の読み込み後、手動で調整します。
制限
ハードウェアトリガーは、Image Source Manager を使用する MERLIC のみによってサポートされます。
ハードウェアトリガーでトリガーをかけたカメラをセットアップする方法については、トピック 画像ソースの構成 を参照してください。
Image Source Manager による画像取得のために構成されたカメラデバイスは、それらが現在有効な構成の一部である間は、ツール「カメラから画像を取得」では使用できません。
トラブルシューティング
- 最新バージョンのインターフェースを使用していることを確認します。
- システム要件を確認します。
- デバイスのファームウェアバージョンが最新であることを確認します。
- ツール状態 の値を確認して、さらに問題の内容を調べます。
- 正しい GenICam バイナリが使用されていることを確認します。MERLICは、プライベートインストールで公式バイナリを使用しています (MERLIC インストールディレクトリのディレクトリ genicam)。パスまたは一部のシステムパス(たとえば、C:\Windows\System32\)に別の GenICam バイナリが存在する場合は、MERLIC インストールのバイナリと比較して、それらが公式バイナリであることを確認します。非公式バイナリを使用すると問題が発生する場合があります。
- 使用している GenICamTL Producer の新バージョンを確認します。
- カメラが GigE Vision 対応であることを確認します。
- フィルタードライバが使用されていることを確認します('[Stream]GevStreamActiveEngine’ パラメーターを確認します)。
- ファイアウォール(Windows またはその他)の設定で GigE Vision カメラとの通信が許可されていることを確認します。デバイスの制御 (GVCP) とデータのストリーミング (GVSP) で異なる接続が使用されています。アプリケーションがファイアウォールによって初めてブロックされた際に表示されるデフォルト Windows ダイアログではなく、Windows ファイアウォール設定ダイアログを使用して特定のアプリケーション (MERLIC など) に明示的にアクセスを許可する必要がある場合にご留意ください。
以下に、いくつかの特定の問題の解決に役立つヒントを示します。
- 原因: ネットワーク設定の誤り、干渉するプログラムなど、いくつかの原因が考えられます。
- 提案 a) : ファイアウォール設定を確認します。
- 提案 b) : パケットを横取りしている可能性があるカメラのミニポートドライバを確認します。
- 提案 c) : ネットワークでカメラに接続可能なことを確認します (たとえば、ping を使用) 。
- 提案 d) : カメラが GigE Vision に準拠しているか、ファームウェア更新の必要性の有無を確認します
- 提案 e) : 'no exclusive access’ エラーの場合:
- 別のユーザーがカメラを使用しています。
- カメラの電源を一度切ってから、入れ直します。
- 現在のネットワークでカメラに接続できません。
- 原因: ブロックするプログラム、ネットワークの問題、パラメーター設定など、いくつかの原因が考えられます。
- 提案 a) : ファイアウォール設定を確認します。
- 提案 b) : パケットを横取りしている可能性があるカメラのミニポートドライバを確認します。
- 原因: 低速なイーサネットカード、低速なコンピュータ、低速なネットワークアクセス、低速/高負荷なバスなどのため、カメラが必要なすべてのパケットを受信または処理できず、レンダリングに失敗します。
- 提案 a) : フィルタードライバが使用されているかどうかを確認します。
- 提案 b) : 過負荷の原因となるパケットのバーストを防ぐため、GevSCPD の設定値を増加します。
- 提案 c) : 割り込み負荷およびオーバーヘッドを減らすため、 (ネットワークカードおよびカメラ上の) パケットサイズを減少させます。
- 提案 d) : 他のアプリケーションまたはカメラからのバス負荷を減少させます。
- 原因: 画像取得の実行中です。
- 解決策: MVApp の実行を停止して画像の取得を停止します。
- 原因: カメラでのパラメーターの設定にもっと時間が必要です。
- 解決策: [Device]LinkCommandTimeout. パラメーター値を大きくします。
問題が解消されない場合は、サポートまでお問い合わせください。迅速な対応のため、サポートのご依頼時には、以下の情報をご提供ください。
- 使用している MERLIC および画像取得インターフェースのバージョン。
- カメラメーカー、モデルおよびファームウェアバージョン。
- オペレーティングシステム、RAM および CPU など、コンピュータシステムに関する詳細。
- MERLIC の出力コンソールに表示されたエラーメッセージおよび生成されたログファイル。
- 問題際限のためのサンプルとして最小 MERLIC Vision App。
- 観察または経験された挙動の説明。
- GenICamTL インターフェースの場合:
- 使用している GenICam GenTL Producer に関する詳細(少なくとも名前およびバージョン)。
- GigEVision2 インターフェースの場合:
- ネットワークカードの関する詳細(PCI、CardBus、ジャンボフレーム、リンク速度など)。
- ネットワークトポロジに関する詳細(直接接続、スイッチなど)。