記録
MERLIC には、デフォルトディレクトリ「%LOCALAPPDATA%\MVTec\MERLIC\」の各ログファイルにログメッセージを自動的に書き込む記録メカニズムがあります。MERLIC Creator からログファイルへのアクセスには、メニューエントリ「ヘルプ → ログファイルディレクトリを開く」を使用できます。
ログファイルは、以下の命名規定に従って生成されます: <merlic_executable><YYYY-MM-DD>_<hh-mm-ss>_<ProcessID>_<Counter>.log
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プレースホルダー |
説明 |
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merlic‑executable |
ログファイルを作成した実行可能ファイルの名前。MERLIC の以下のコンポーネントは、独自のログファイルを作成します:
MERLIC コンポーネントの中には、独自のログファイルを作成しないものもあります (例: MERLIC Designer)。詳細については、「記録の特殊ケース」セクションを参照してください。 |
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YYYY |
年 |
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MM |
月 |
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DD |
日 |
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hh |
時間 |
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mm |
分 |
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ss |
秒 |
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ProcessID |
各 MERLIC インスタンスの Windows プロセス ID |
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Counter |
ログファイルのカウンタ。MERLIC が新しいログファイルへの記録を開始した場合、つまり、ログファイルが「LogFileSizeInBytes」で設定された最大サイズを超えた場合にカウントが増加します。MERLIC インスタンスが起動されるたびにカウンタが 0 にリセットされます。 |
記録の特殊ケース
独自のログファイルを作成しない MERLIC コンポーネントに関しては、いくつかの特殊なケースがあります。
- MERLIC Designer のユーザーアクションとメッセージはログファイル「merlic_creator_*.log」に記録されます。
- MERLIC Frontend を開始するために使用された実行可能ファイルに応じて、ユーザーアクションとメッセージはログファイル「merlic_rte_*.log」または「merlic_creator_*.log」のいずれかに記録されます。
- 現在、MERLIC Runtime Environment Setup (MERLIC RTE Setup) には基本情報、すなわちバージョン、ライセンス、プログラムスタートアップのみが記録されます。この情報は、ログファイル「merlic_rte_setup_*.log」にあります。ただし、MERLIC RTE Setup のさまざまなコンポーネントは、次のような独自の記録原則に従います。
- Image Source Manager を開始するために使用された実行可能ファイルに応じて、アクションはログファイル「merlic_rte_*.log」または「merlic_creator_*.log」のいずれかに記録されます。
- MERLIC RTE Setup コンポーネント「通信」のユーザーアクションとメッセージは、ログファイル「merlic_rte_*.log」に記録されます。
- MERLIC RTE Setup コンポーネントの「Recipe」と「I/O」は現在記録されていません。
記録の構成
記録を構成するには、たとえば、ログファイルの具体的な場所またはサイズを定義するには、「編集 → 設定 → 全般」で設定を指定します。
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ログオプション |
説明 |
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最低ログレベル |
このプロパティでは、使用されるログレベルを定義します。一般的に、指定されたレベルのメッセージの記録には、それよりも厳しいレベルのすべてのメッセージが含まれます。以下のログレベルを使用可能です:
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ログファイルパス |
このプロパティでは、ログファイルの保存先ディレクトリのパスを定義します。 |
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ログファイルの最大数 |
このプロパティは、ログファイルのどれかが構成市最大サイズを超えたときに、MERLIC の実行中に最近作成されてログディレクトリに保存されるログファイル数を定義します。ログファイルは古いログファイルから削除されます。 ログファイルのどれも構成した最大サイズを超えなければ、ログフォルダー内のログファイル数は制限されません。また、ログフォルダーには、現在作成中のログファイルが保存されます。 |
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ログファイルの最大サイズ |
このパラメーターでは、ログファイルの最大サイズをバイト単位で定義します。ログファイルの最大サイズに達すると、MERLIC は新しいメッセージを新しいファイルに記録し始めます。 最小値:1 048 576 = 1 メガバイト |
記録オプションの詳細については、「MERLIC INI ファイル」のトピックを参照してください。
MERLIC RTE の情報の記録
MERLIC のプロセス統合モードを使用していて、PLC と MERLIC の間でのすべてのデータ交換をチェックする場合、それに応じて記録設定を構成できます。プロパティ「Threshold」を「info」に設定し、データ交換もログファイルに書き込まれるようにします。1 メガバイトよりも小さい設定は無視され、最大ファイルサイズのデフォルト設定は 10 メガバイトになります。
MERLIC を使用するプロセス統合の詳細については、「MERLIC Runtime Environment」を参照してください。
サポート用の情報の収集
MERLIC はシステムのハードウェア情報を収集するために使用できる追加のプログラムを提供します。問題が発生し、最寄りの代理店に問い合わせる必要がある場合、このプログラムを使用してシステムのハードウェア情報を収集することができます。このプログラムでは、利用可能なカメラ、画像ソースの構成 (ISM 構成)、ログファイル、およびシステム上の INI ファイルに関する情報を収集できます。この情報は、サポートチームがお客様の問題の解決策をより迅速に見つけるために役立ちます。
情報を収集するには、以下の手順に従います。
- Windows スタートメニューを開きます。
- 「MVTec MERLIC 5.7」フォルダーに移動し、メニュー項目「MERLIC 5.7 Collect Support Information」をクリックします。プログラムを起動すると、自動的にコマンドプロンプトが開かれ、情報の収集が開始されます。プログラムが終了すると同時に、コマンドプロンプトは再び閉じられます。
- 情報は、MERLIC 環境設定 (INI ファイル) でログファイルのパスとして設定されているディレクトリ内の .zip ファイル「MERLIC_Support_Information.zip」に収集されます。デフォルトでは、ファイルエクスプローラーがそれぞれの場所で自動的に開かれます。ファイルエクスプローラーを開き、ログファイルのパスの場所に移動して、.zip ファイルにアクセスします。
- 生成された .zip ファイルを最寄りの代理店に提供してください。