プロセス統合中の画像ソースの構成

状況によっては、MERLIC でプロセス統合モード (MERLIC RTE) の実行中に画像ソースの構成を調整できます。ただし、調整できるのは Image Source Manager の画像ソースのみです。

MERLIC RTE Setup を開き、「画像ソース」タブで必要に応じて設定を調整できます。たとえば、異なる構成の画像ソースから画像を取得する場合は、異なる構成を有効にすることもできます。あるいは画像ソースの設定を調整して、画像取得エラーを修復することもできます。

画像ソースの構成が MERLIC RTE の起動構成に設定されている場合、MERLIC RTE の起動時にその妥当性が検査されます。構成が有効であれば、MERLIC は「Initialized」状態に変化します。構成が有効でなければ、「AcquisitionDeviceLost」エラーが発生し、定義されていると思われるデフォルトレシピは読み込まれません。

画像ソースの構成の詳細については、「画像ソースの構成」を参照してください。

前提条件

この構成は、MERLIC が以下のいずれかの状態のときにのみ可能です: 

  • Preoperational
  • Initialized
  • Error (対象は画像取得エラーのみ)

Error」状態での構成は、画像取得エラーが発生した場合のみ可能です。

MERLIC がその他の状態のいずれかの場合、画像ソースは構成できず、「画像ソース」タブはロックされます。

画像取得エラーのエラー処理

プロセス統合中に画像取得エラーが発生すると、現在の MERLIC の状態とエラー次第で MERLIC RTE の処理は続行します。

画像ソースの構成が可能な状態から、構成がロックされる状態に MERLIC が遷移したとき (たとえば「PrepareRecipe」により「Initialized」から「Ready」に遷移したとき) には、有効な構成とその画像ソースの妥当性が確認されます。妥当性検査が不合格の場合、その遷移は却下され、アクション応答「AcquisitionDeviceLost」.とともに「Error」イベントが発生します。システムは「Error」状態に遷移せず、前の状態が維持されます。そのため、「画像ソース」タブで、問題を修復してやり直すことができます。

AcquisitionDeviceLost」エラーは、画像ソース 構成を MERLIC RTE の起動構成として定義していて、MERLIC RTE の起動中に構成の妥当性検査が失敗した場合も発生します。

構成ができない状態にMERLIC があるとき (たとえば「Ready」、「SingleExecution」、「ContinuousExecution」、「FrontendAccessMode」のとき) に取得関連のエラーが発生すると、MERLICError」状態に変化します。 このとき「画像ソース」タブを開いても画像ソース構成を修復できます。 画像ソースの構成の間、レシピは準備された状態を保ちます。 問題を解決後、MERLIC RTE Setup を再び閉じることができ、それによって画像ソース構成の再評価のトリガーがかかります。 構成が有効であれば、MERLIC は「Ready」状態に変化し、レシピは読み込まれた状態を保ちます。 この場合、MVApp を実行するには、改めてトリガーをかける必要があります。構成が有効ではない場合、MERLIC は「Error」状態を保ちます。

あるいは、「Reset」か「Halt」を呼び出して、画像ソース構成の妥当性とは関係なく MERLIC を「Preoperational」か「Halted」にそれぞれ戻すことができます。いずれの場合も、このプロセスではレシピは準備されません。

画像取得エラーのアクション応答

画像取得エラーのタイプによっては、以下のアクション応答が、「Error」イベントとともに発生します。

アクション応答

コード

説明

AcquisitionDeviceLost

0x2116

画像取得デバイス (カメラまたは画像ファイルディレクトリ) がありません。

AcquisitionConflictingTimeout

0x2138

画像取得が、一部、タイムアウトになります。マルチカメラセットアップでは、一部のハードウェアトリガーカメラによる取得は成功しますが、その他のカメラによる取得はタイムアウトになり、すべてのカメラの画像バッファの一貫性を確実に保つことができません。

AcquisitionError

0x2139

画像取得が失敗しました。

AcquisitionTimeout

0x4137

取得がタイムアウトになりました。おそらく、指定した「grab_timeout」内にハードウェアトリガーのカメラが信号を受け取らなかったか、取得中にカメラへの接続が切れたと思われます。

MERLIC RTE で発生した「Error」イベントは、エラーの重大度 (「warning」、「error」、または「critical」) に対応したログレベルで記録されます。したがって、それらのイベントは、デフォルトで MERLIC RTE コマンドプロンプトに表示されます。その他のすべてのイベントは、ログレベル「info」で記録されます。