MERLIC RTE の構成オプション

「イベント」用のポートや、プロセス統合の間に転送されるコマンドなど、MERLIC RTE で使用する各種ポートの設定を構成できます。Image Source Manager (ISM) の構成サービスに使用するポートも調整できます。これはたとえば、リモートシステムで画像ソースを構成し、固定ポート設定を使用したい場合に必要になることがあります。

以下の構成オプションを使用できます。

「イベント」とコマンドのポート

MERLIC は、「イベント」(21590) とコマンド (21591)、つまり「アクション」に、特定のデフォルトポートを使用します。使用する INI ファイルで他にポートが定義されていない場合、MERLIC は、MERLIC RTE を起動するときにデフォルトポートの使用を試みます。1 つまたは両方のポートが既に使用中の場合、MERLIC は代わりにランダムなポート、つまり 2 つの異なる一時ポートを使用します。選択されたポートは、起動時に対象の MERLIC RTE ログファイルに記録されます。

「イベント」とコマンドでランダムなポートの使用を回避するには、特定のポートを使用するようにポート設定を調整します。ポートは INI 構成ファイルかコマンドラインで構成できます。

INI ファイルでポートを定義する

「イベント」とコマンド用のポート設定は、INI ファイルの [Communicator] セクションで構成できます。

  1. 使用する INI ファイルを開きます。
  2. その INI ファイルに [Communicator] セクションがあるかどうかを確認します。ない場合は、見出し [Communicator] を記述することでセクションを追加します。
  3. 次のように、[Communicator] セクションにポートを追加します。ポート番号は 1 ~ 65535 の範囲で設定できます。
    コピー
    [Communicator]
    EventPort=<event port>
    CommandPort=<command port>

MERLIC RTE は起動時に、それぞれの INI ファイルで「イベント」とコマンド用に構成されているポートを使用します。デフォルトの INI ファイル「MERLIC5.ini」でポート設定を構成した場合、INI ファイルを指定せずに MERLIC RTE を起動したときには、そのポートが自動的に使用されます。別の INI ファイルでポートを構成した場合は、MERLIC RTE を起動するときに、目的の INI ファイルを指定する必要があります。それには、コマンドラインオプション「--ini」を使用する必要があります。詳細については、「複数の MERLIC RTE インスタンスの使用」を参照してください。

INI ファイルで構成可能な設定の詳細については、「MERLIC INI ファイル」を参照してください。

コマンドラインを使用してポートを定義する

MERLIC RTE の現在のセッションにのみ適用するように「イベント」とコマンド用のポートを設定する場合は、MERLIC RTE の起動時にコマンドラインでポートを定義することができます。

  1. コマンドプロンプトを開き、MERLIC インストールパス内の「bin\x64-win64」ディレクトリに変更します ("%PROGRAMFILES%\MVTec\MERLIC-5.7\bin\x64-win64" など)。
  2. MERLIC RTE を起動し、コマンドラインオプション「--event_port」と「--command_port」を使用して、ポートを定義します。
    コピー
    merlic_rte.exe --event_port <PORT1> --command_port <PORT2>

    フラグ コマンドラインフラグは、コマンドラインプログラムのオプションを指定します。使用可能なフラグの詳細については、 「--help」 を使用して確認することができます (「merlic_creator.exe --help」など)。の後には、それぞれ 1 ~ 65535 の範囲のポート番号を指定します。

画像ソースのリモート構成用のポート

デフォルトでは、リモートシステムで MERLIC RTE Setup に接続するときに、MERLICImage Source Manager (ISM) の構成サービスに一時ポートを使用します。

代わりに固定ポートを使用したい場合は、ポート設定を調整できます。ポートは INI 構成ファイルのプロパティ「ImageSourceConfigurationPorts」か、コマンドラインオプション「--image_source_config_ports」で構成できます。

リモート構成が正しく動作するためには、「10123;10124;10125」のように 3 つのポートを指定する必要があります。使用できるのは、1024~65535 の範囲のポートです。

固定ポートを設定する場合は、以下の条件が満たされていることを確認する必要があります。

  • 指定したポートが空いていること。空いていない場合は MERLIC RTE が起動せず、MERLIC RTE Setup の構成にアクセスできません。
  • 指定したポートが、[Communicator] セクションのプロパティ PluginConfigurationPorts に定義されているポートと重複しないこと。重複している場合、構成サービスは同時に動作できません。

INI ファイルでポートを定義する

Image Source Manager のリモート構成サービス用のポート設定は、INI ファイルの [General] セクションで構成できます。

  1. 使用する INI ファイルを開きます。
  2. 次のように、[General] セクションにポートを追加します。使用できるのは、1024~65535 の範囲のポートです。
    コピー
    ImageSourceConfigurationPorts=<PORT1;PORT2;PORT3>

MERLIC RTE は起動時に、それぞれの INI ファイルで ISM 構成サービス用に構成されているポートを使用します。デフォルトの INI ファイル「MERLIC5.ini」でポート設定を構成した場合、INI ファイルを指定せずに MERLIC RTE を起動したときには、そのポートが自動的に使用されます。別の INI ファイルでポートを構成した場合は、MERLIC RTE を起動するときに、目的の INI ファイルを指定する必要があります。それには、コマンドラインオプション「--ini」を使用する必要があります。詳細については、「複数の MERLIC RTE インスタンスの使用」を参照してください。

コマンドラインを使用してポートを定義する

MERLIC RTE の現在のセッションにのみ適用するポートを設定する場合は、MERLIC RTE の起動時にコマンドラインでポートを定義することができます。

  1. コマンドプロンプトを開き、MERLIC インストールパス内の「bin\x64-win64」ディレクトリに変更します ("%PROGRAMFILES%\MVTec\MERLIC-5.7\bin\x64-win64" など)。
  2. MERLIC RTE を起動し、コマンドラインオプション「--image_source_config_ports」を使用して、ポートを定義します。
    コピー
    merlic_rte.exe --image_source_config_ports <PORT1;PORT2;PORT3>

    フラグの後には、それぞれ 1024 ~ 65535 の範囲のポート番号を指定します。

コマンドラインオプション「--image_source_config_ports」、または INI ファイルの構成プロパティ「ImageSourceConfigurationPorts」を使用して固定ポートを定義する場合、MERLIC RTE のインスタンスは 1 つしか起動できません。