コマンドと信号 (I/O カメラ)

MERLIC には、MERLIC のプロセス統合モード用にデジタル I/O チャンネルを備えたカメラデバイスを使用するときに利用できるさまざまな信号とコマンドがあります。コマンドを使用して、PLC にイベントをトリガーさせることができます。たとえば、MERLIC Vision App (MVApp) を実行させることができます。

入力および出力チャンネルを正しく構成するために、使用可能な信号とコマンドに関する情報も考慮する必要があります。各コマンドおよび信号への入力および出力チャンネルの割り当ては、プロセス統合モードで MERLIC を適切に使用するために非常に重要です。構成の詳細については、I/O カメラの構成を参照してください。

サポートされているコマンドの概要

プロセス統合用に使用されるデバイスやプラグインの種類によって、適用される制限が異なる場合があります。下表に、それぞれの種類のプラグインでサポートされているコマンドの概略を示します。

デバイス

連続実行の開始

1 回の実行の開始

レシピの変更

MVApp 結果 の取得

MERLIC 状態の確認

画像の結果の取得

Hilscher カード

デジタル I/O デバイス

(ブール値のみ)

(「Ready」および「Error」のみ)

GenICam 準拠のデジタル I/O チャンネルを備えたカメラ

(ブール値のみ)

(「Ready」および「Error」のみ)

通信プラグイン

(✔)

プロセス統合用に I/O チャンネルを備えたカメラを使用している場合、1 回の実行のみトリガーできます。MVApp の連続実行のトリガーはできません。また、I/O カメラを使用してレシピの変更をトリガーすることはできません。しかし、競合を回避するために、別のプロセスによって連続実行またはレシピの変更がトリガーされた場合、MERLIC によって認識されます。

I/O カメラ用のコマンド

デジタル I/O チャンネルを備えたカメラデバイスに対して、MERLIC では、MVApp の 1 回の実行をトリガーするためのコマンドを使用できます。実行を開始するには、関連付けられたデジタル入力チャンネルを通じて対応するコマンドをトリガーする必要があります。

Command

説明

StartSingleJob

MERLIC の 1 回の実行を開始するには、各デジタル入力を 1 に設定します。「StartSingleJob」が恒久的に 1 に設定されている場合、MERLIC は最後の実行が完了するまで、連続的に実行されます。

I/O カメラ用の信号

デジタル I/O チャンネルを備えたカメラデバイスを使用する場合、デフォルトでいくつかの信号を使用できます。たとえば、「Error」および「Ready」信号を各デジタル I/O デバイスで使用できます。また、デバイスによっては、MVApp 結果の転送用に複数のデジタル出力を使用できます。

下表に、MERLICI/O カメラの間の通信に使用可能な信号のリストを示します。特定の信号の転送を有効にするには、MERLIC RTE Setup の「I/O」タブで信号にデジタル出力チャンネルを割り当てる必要があります。

信号

説明

設定

Ready

この信号の値は、MERLIC で実行の準備が整っているかどうかを表します。

1 に設定されている場合、レシピが読み込まれ、MERLIC で実行の準備が整っています。また、別の通信デバイスを通じてレシピを変更することもできます。1 回の実行をトリガーする場合、コマンドを同期するために「Ready」信号が必要です。

必須

Error

この信号の値は、エラーが発生しているかどうかを表します。

値が 1 の場合、MERLIC は「Error」状態であり、MERLIC の再起動が必要です。

以下の場合エラーが発生します:

必須

Result0 ... Resultn

これらのデジタル出力信号は、カメラデバイスへの MVApp 結果 の転送に使用できます。詳細については、「MVApp 結果」を参照してください。

オプション

ResultState

この信号の値は、照会した結果データの状態を表します。

設定値が 1 の場合、処理が正しく行われ、照会結果が最新の内容であったことを表します。設定値が 0 の場合、処理が正しく行われなかったか、中断されたことを表します。この場合、結果が得られないか、値が古く、前回の実行で得られたものであるなど、既存の結果値が最新の値でないことが考えられます。

  • 0 (Undefined/Processing/Aborted/Failed): 処理が失敗したか、中断されました。
  • 1 (Completed): 処理が正しく行われました。

オプション