円近似

このツールを使用して、円を点に近似します。円に近似させるためには輪郭点が 3 つ以上必要です。

点は、使用可能な関心領域 (ROI) ボタンで画像に描画できます。あるいはパラメーター「」を前のツールの適切な ROI 結果に接続できます。点 ROI 以外の ROI を使用する場合、ROI の個々の中心点が近似に使用されます。近似した円は、3 つの点を挿入するとただちに表示されます。

このツールではキャリブレーション情報を処理できます。前のツールの結果が接続され、パラメーターとして使用される場合、接続された結果に含まれる可能性のあるキャリブレーション情報も実処理できます。つまり、このツールの結果にはキャリブレーション情報が含まれる場合があります。たとえば、接続されたパラメーターがピクセル単位の距離を表す場合、キャリブレーション情報を使用して世界における距離に変換されます。ただし、計測は、すべての実処理パラメーターがキャリブレーション情報を含んでいる場合にのみ、キャリブレーション情報を使用して実処理され、それ以外の場合は、キャリブレーション情報なしで結果が返されます。

パラメーター

基本パラメーター

画像:

このパラメーターは、円を近似する入力画像を表します。

:

このパラメーターは、円を近似するための点関心領域 (ROI) を定義します。デフォルトで、ROI は定義されません。 点を定義するには、前のツールの適切な ROI 結果にパラメーターを接続するか、使用可能な ROI ボタンで新しい ROI を画像に描画します。 複数のツールの ROI 結果を接続することはできません。

円に近似させるためには点が 3 つ以上必要です。点 ROI 以外の ROI を渡す場合や描画する場合は、それぞれの中心点が適用されます。

追加パラメーター

フィッティング手法:

このパラメーターは、円を点に近似する方法を定義します。このパラメータのデフォルト設定値は幾何的です。「フィッティング手法」を変更する場合、対応するコネクターで、目的の方式を選択します。

説明

代数的

この方式では、輪郭の点と結果の円の間の代数的距離を最小化します。代数的手法は高速ですが、外れ値を含まない点が必要です。

代数的フーバー

この手法は、「代数的」と似ており、フーバーのアプローチに基づいています。

外れ値の線形加重により代数的外れ値の影響を軽減するフィッティング手法を使用するには、この手法を使用します。

代数的テューキー

この手法は、「代数的」と似ており、テューキーのアプローチに基づいています。

外れ値の除外により代数的外れ値の影響を軽減するフィッティング手法を使用するには、この手法を使用します。

幾何的

このアプローチでは、輪郭の点および結果の円の間の幾何的距離を最小化します。

このフィッティング手法は計算時間が長くなりますが、計測結果は統計的に最適となります。そのため、この手法は外れ値に対してロバスト性が高くなります。

幾何的フーバー

この手法は、「幾何的」と似ており、フーバーのアプローチに基づいています。

外れ値の線形加重により代数的外れ値の影響を軽減するフィッティング手法を使用し、統計的に最適な近似結果を返すには、この手法を使用します。

幾何的テューキー

この手法は、「幾何的」と似ており、テューキーのアプローチに基づいています。

外れ値の除外により代数的外れ値の影響を軽減するフィッティング手法を使用し、統計的に最適な近似結果を返すには、この手法を使用します。

結果

基本結果

:

この結果では、点に近似した円のグラフィック表示が返ります。返るのは円 ROI です。

スコア:

この結果では、どの程度の精度で近似が行われたかを示す数値が返ります。結果は 0 から 1 の範囲の実数として返ります。 「スコア」の値が 1 の場合、円は 100% の精度で点に近似され、すべての点の位置が近似された円の中心点から同じ距離となります。

ツール状態:

ツール状態」はツール状態の情報を返します。したがって、エラー処理に使うことができます。さまざまなツールの状態結果の詳細については、 ツール状態 結果 のトピックを参照してください。

追加結果

半径線分始点:

この結果は近似円の中心点と、円上で最初の挿入点に最寄りの点間の半径線分を返します。結果は線分 ROI として返ります.

半径線分終点:

この結果は近似円の中心点と、円上で最後の挿入点に最寄りの点間の半径線分を返します。結果は線分 ROI として返ります.

処理時間:

この結果は、ツールの直近の実行の持続時間をミリ秒単位で返します。結果は、追加結果として提供されます。したがって、デフォルトでは非表示になっていますが、ツール結果の横にある ボタンを使用して表示できます。詳細については、ツールリファレンス概要の処理時間の節を参照してください。

アプリケーションの例

このツール、以下の MERLIC Vision App 例で使用します:

  • determine_circle_quality.mvapp