カメラパラメーターの調整

特定のカメラデバイスの構成オプションを有効にするには、画像ソースが保存されている構成を有効にします。こうすると、特定の画像ソースのカメラパラメーターを設定したり、その画像ファイルのプレビューモードを使用したりできるようになります。構成を有効にし、構成するカメラデバイスを選択すると、選択したカメラデバイスのパラメーターを必要に応じて調整できます。

カメラパラメーターを調整するには 2 つの方法があり、「画像ソース」タブの右側にある「カメラパラメーター」セクションの 2 つのタブにそれぞれが対応しています。「EasyParams」と「すべてのパラメーター」です。カメラデバイスで使用できる場合には、「EasyParams」タブの MVTec EasyParams がデフォルトで表示されます。最も重要性が高く最もよく使用されるカメラの機能に一瞬で簡単にアクセスできます。カメラデバイスのすべてのカメラパラメーターは「すべてのパラメーター」タブにあります。

MVTec EasyParams

EasyParams」タブには、最も重要で最も多用されるカメラ機能があらかじめ選択されて表示されており、これを MVTec EasyParams といいます。そのため、各パラメーターを「すべてのパラメーター」タブで検索しなくても、最も重要なカメラ機能に簡単にアクセスできます。ただし、EasyParams はカメラデバイスの通常のカメラパラメーターを基準にしています。そのため、ある EasyParam がカメラデバイスでサポートされていない場合、「EasyParams」タブのパラメーターリストには表示されません。

MVTec EasyParams とその名前は MVTec で定義されています。カメラデバイスによって、同じパラメーターが別の名前で示される可能性があります。その場合、1 つのパラメーターが「EasyParams」タブと「すべてのパラメーター」タブで別々の名前で見つかることがあります。一部の EasyParams では、「すべてのパラメーター」タブにある複数のカメラパラメーターが 1 つの EasyParam にまとめられます。たとえば、EasyParamTrigger Method」には「Trigger Mode」、「Trigger Selector」、「Trigger Source」のカメラパラメーターがまとめられています。

合計 7 つの EasyParams が利用できます。画像ソースの「EasyParams」タブに表示されているパラメーターが 7 個未満の場合、不足している EasyParams の基準となる必要なカメラパラメーターはカメラデバイスで提供されません。いずれかの EasyParams がグレイ表示されている場合は、現在、他の EasyParams や他のカメラパラメーターが構成されているため構成できません。

EasyParams は、機能が保持される点が特別です。つまり、「EasyParams」タブの構成内容はすべて保存できるということです。 これは、カメラデバイスで通常は保持されないパラメーターにも適用されます。

EasyParams は「すべてのパラメーター」タブで利用できるカメラパラメーターに基づいているため、EasyParams の値を変更すると「すべてのパラメーター」タブにある同機能のパラメーターの値も変更されます。画像ソースを構成するとき、「EasyParams」タブと「すべてのパラメーター」タブの両方でカメラパラメーターを調整できます。2 つのタブを切り替えても、変更内容は失われません。ただし、変更内容が保持されるのは、カメラパラメーターの構成を保存した場合だけです。カメラパラメーターの保存の詳細については、トピック「カメラや周辺デバイスのパラメーターの保存」を参照してください。

EasyParam にカーソルを合わせると、その機能を説明する短いヘルプテキストが「EasyParams」タブの下部に表示されます。EasyParam のヘルプテキストを表示したままにするには、その名前をクリックします。

トリガー関連の MVTec EasyParams はすべて、トリガーセレクター「FrameStart」(「FrameStart」が使用できない場合は「ExposureStart」) に基づいています。「FrameStart」以外のトリガーセレクターを使用する場合は、「すべてのパラメーター」タブでトリガー関連のカメラパラメーターを構成する必要があります。

利用できる MVTec EasyParams

Automatic Exposure Control

このパラメーターは、EasyParam の「Exposure Time」がユーザーによって手動で設定されるか、カメラによって自動的に設定されるかを指定します。このパラメーターを構成するときは、必ず先に「ライブ画像を開始」ボタンでライブモードを開始してください。

説明

Off

パラメーター「Exposure Time」の値はユーザーが手動で設定し、自動で調整されることはありません。

Continuous

パラメーター「Exposure Time」の値は、画像を取得するたびにカメラによって自動的かつ連続的に更新されます。

Once

パラメーター「Exposure Time」の値はカメラデバイスによって自動的に、ただし一度だけ評価されます。この値は「Exposure Time」の値が推定された後で自動的に「Off」にリセットされます。

この EasyParam はカメラパラメーター「Exposure Mode」に依存します。グレイ表示されている場合は、「すべてのパラメーター」タブのカメラパラメーター「Exposure Mode」を「Timed」に設定してみてください。

Exposure Time

このパラメーターは露光時間を指定します。露光時間の単位は通常、ミリ秒です。ただし、この規格ではないカメラもあります。詳細は、カメラのドキュメンテーションを参照してください。

この EasyParam はカメラパラメーター「Exposure Mode」に依存します。グレイ表示されている場合は、EasyParam の「Automatic Exposure Control」を「Off」に設定し、「すべてのパラメーター」のカメラパラメーター「Exposure Mode」を「Timed」に設定してみてください。

Automatic Gain Control

このパラメーターは、EasyParam の「Gain」がユーザーによって手動で設定されるか、カメラによって自動的に設定されるかを指定します。このパラメーターを構成するときは、必ず先に「 ライブ画像を開始」ボタンでライブモードを開始してください。

説明

Off

パラメーター「Gain」の値はユーザーが手動で設定し、自動で調整されることはありません。

Continuous

パラメーター「Gain」の値は、画像を取得するたびにカメラによって自動的かつ連続的に更新されます。

Once

パラメーター「Gain」の値はカメラデバイスによって自動的に、ただし一度だけ評価されます。この値は「Exposure Time」の値が推定された後で自動的に「Off」にリセットされます。

Gain

このパラメーターは、選択されたゲインを物理的な絶対値として制御します。この値はカメラによって異なる場合があります。 詳細は、カメラのドキュメンテーションを参照してください。

Trigger Method

このパラメーターは画像取得のトリガーモードを指定します。

説明

Software

この値は、画像取得を MERLIC によってトリガーすることを指定します。

Hardware

この値は、画像取得がカメラデバイスのハードウェアによってトリガーされることを指定します。「Hardware」の項は「Line<x>」のプレースホルダーとして機能し、たとえば Line1 となります。種類の違うハードウェアトリガーを使用する場合は、「すべてのパラメーター」タブでハードウェアトリガーを設定する必要があります。

Off

この値は、カメラデバイスが特定のトリガーなしで連続的に画像を取得することを指定します。このオプションを使用すると、MVApp の処理時間が遅くなる可能性があります。

トリガーオプションの種類については、トピック「画像取得用のトリガーの構成」を参照してください。

EasyParam の「Trigger Method」は 3 種類のカメラパラメーターを組み合わせます。「Trigger Mode」、「Trigger Selector」、「Trigger Source」。「EasyParams」タブで「Trigger Method」を選択すると、次のように動作します。カメラパラメーター「Trigger Selector」は「FrameStart」(「FrameStart」が使用できない場合は「ExposureStart」) に設定され、対応する「Trigger Source」が選択されている場合は「Trigger Mode」が「On」に設定されます。

Trigger Activation

このパラメーターは、ハードウェアトリガーの起動モードを指定します。EasyParam の「Trigger Method」が「Hardware」以外に設定されている場合、このパラメーターはグレイ表示されます。

説明

RisingEdge

ソース信号の立ち上がりエッジでトリガーが有効とみなされることを指定します。

FallingEdge

ソース信号の立ち下がりエッジでトリガーが有効とみなされることを指定します。

AnyEdge

ソース信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジでトリガーが有効とみなされることを指定します。

LevelHigh

ソース信号のレベルが高い間だけトリガーが有効とみなされることを指定します。

LevelLow

ソース信号のレベルが低い間だけトリガーが有効とみなされることを指定します。

Trigger Delay

このパラメーターは、トリガーが受信されてから画像取得が始まるまでの遅延時間を指定します。遅延の単位は通常、ミリ秒です。ただし、この規格ではないカメラもあります。詳細は、カメラのドキュメンテーションを参照してください。

すべてのパラメーター

すべてのパラメーター」タブには、選択したカメラデバイスで使用できるすべてのカメラパラメーターがリストされます。パラメーターカテゴリは、展開や折りたたみによって、個々のパラメーターとその値の表示と非表示を切り替えることができます。

カメラパラメーターの値を調整するには、各コントロールや入力フィールドを使用します。その他のパラメーターの特定の設定などのため、パラメーターを設定できない場合、そのコントロールはグレイ表示になります。

保存できるのは永続パラメーターの設定のみです。非永続カメラパラメーター (アイコン でマークされている) の設定は、カメラの再起動、再構成、または切断後には失われます。永続パラメーターと非永続パラメーターの詳細については、トピック「カメラや周辺デバイスのパラメーターの保存」を参照してください。

調整しようとするパラメーターが無効、あるいは、それが見つからない場合は、カメラパラメーターのリフレッシュを試してください。

リフレッシュすると、その他のパラメーターの変更によって自動的に変更された可能性のあるパラメーター値も更新されます。自動的に更新されたカメラパラメーターとパラメーターカテゴリは、パラメーター名やカテゴリ名の横に表示される青色の点で区別できます。

変更したいパラメーターが見つからない場合は、カメラパラメーターのフィルタオプションも確認してみてください。すべてではなく特定のカメラパラメーターのみを表示するようにフィルタが設定されている場合があります。

カメラパラメーターのフィルタリング

カメラパラメーターのリストをフィルタして、関連するパラメーターのみを表示できます。フィルタオプションは「すべてのパラメーター」タブ上部にある ボタンで開きます。フィルタカテゴリには、 「パラメーターの可視性」と「永続性」があります。

パラメーターの可視性

このオプションは、使用頻度によってパラメーターをフィルタします。次の 3 つの異なる可視性モードを切り換えることもできます:

  • 基本
  • 高度
  • すべて

可視性のフィルタはデフォルトで「基本」です。このモードでは、最もよく使用されるパラメーターが表示され、その他の 2 つのモードでは、通常は頻繁に調整しないパラメーターや、まれな状況で必要なパラメーターが表示されます。

永続性

このオプションは永続的なカメラパラメーターをフィルタします。永続パラメーターは、カメラパラメーターの保存時にファイルに書き込まれます。したがって、たとえばカメラを再起動または再構成した場合、それらの値は復元されます。これは、アイコン でマークされている非永続パラメーターには当てはまりません。デフォルトでこのオプションは無効です。つまり、非永続パラメーターを含め、可視性フィルタに一致するすべてのパラメーターが表示されます。永続的なカメラパラメーター設定のみを表示するには、このフィルタオプションをオンにします。

永続パラメーターと非永続パラメーターの詳細については、トピック「カメラや周辺デバイスのパラメーターの保存」を参照してください。

カメラパラメーターの検索

すべてのパラメーター」タブで検索機能を使用して、特定のカメラパラメーターを見つけることもできます。

検索しようとしているカテゴリまたはパラメーターの名前を入力します。最初の文字を入力すると、すぐに結果が表示されます。エントリを含み、選択した可視性モードの一部である結果のみが表示されます。入力フィールドの右側にある をクリックして、検索エントリを削除します。

リストに結果が表示されない場合は、エントリに間違いがないか確認し、可視性モード「すべて」を選択していることを確認してください。それでも結果が表示されない場合は、探しているパラメーターがカメラデバイスに存在しません。

カメラパラメーターの表示名と内部名

MVTec EasyParams」タブの EasyParams と「すべてのパラメーター」タブのカメラパラメーターは、表示名で示されます。ただし、EasyParams とカメラパラメーターの内部名はそれぞれメーカーにより定義されているため、表示名とは異なります。たとえば、カメラパラメーターの内部名には接頭辞が付加されている場合や、表示名からスペースを抜いた形になっている場合があります。

パラメーターの内部名を調べるには、名前を右クリックして、コンテキストメニューから名前をコピーします。